ふわりブログ

適当料理に動物になんでもない日常をつぶやいています

犬の病原体  

f:id:tekitoucook:20210722153106j:plain

 

スォースダイសួស្តី (。^人^。)

しばらくブログが書けませんでした。

入院&手術をしていました😅まだ病理検査の結果待ちですが

術後の腫れ以外は、いたって元気です💪😁って、この腫れがツライのですが💧

というわけで、今回は犬の『病原体』『伝染病』『感染症』についてお話します。

 

病原体とは

大きさ、構造、増殖方法、消毒等によって大まかに区別されます。小さいものから順番に書いていきますね。

 

1 ウイルスとは

〇もっとも単純な構造をした最も小さい生物です。

生きた細胞に取り付いて細胞内に核酸を侵入させます。細胞内でたんぱく質をまとってウイルスの形になって細胞から出ていきます。ウイルス感染を受けた細胞は一部ガン化する場合もあります。

 「コロナウイルスもウイルスです、はい!そのまんまです」

 

2 細菌

〇原核細胞を持つ単細胞生物で生活、増殖をすべて単体で行います。

好気性菌👉酸素がある状態で増殖する。

嫌気性菌👉酸素がない状態で増殖する。

通性嫌気性菌👉酸素があってもなくても増殖する。

細菌の病原性は細菌が作り出す毒素が原因です。

 

3 細菌

〇カビや酵母のことで細菌よりも大きな単細胞生物です。

真菌は自らが生活しやすいように抗生物質を分泌して、近くに細菌を寄せ付けないようにします。

 

4 原虫

〇原生動物と呼ばれ、真菌よりも大きい細胞です。

動物細胞に属する運動性があり、他に栄養素を依存する単細胞生物です。ほとんどは水中や湿った環境にいますが、他の生物の体内で寄生や共存をしている病原性原虫がいます。

 

5 寄生虫

〇他の宿主に環境と栄養を依存している動物です。

寄生虫は体の表面に寄生する外部寄生虫と、体内に寄生する内部寄生虫に大きく分類されます。

外部寄生虫👉ノミ、マダニ、疥癬、耳ダニなどです。

内部寄生虫👉回虫、瓜実条虫(さなだ虫)、犬糸状虫(フィラリア)などです。

 

以上、病原体を大きく分けると5つですね。小さい順から

ウイルス < 細菌 < 真菌 < 原虫  < 寄生虫 

リケッチアやクラミジアも病原体ですがここでは省略させていただきます😅

 

 

 
 

動物由来感染症とは

脊椎動物と人との間で、自然の状態で伝染する疾病と感染ですペットなどの動物から人に感染します。

 

ウイルスによる代表的な感染症

 

エボラ出血熱・・・・・対象動物は猿類です。直接接触(糞、血液、尿、体液など)で感染。今のところ有効な薬はありません。

 

狂犬病・・・・・・・・対象動物は犬、猫、などほぼ全ての哺乳類です。直接咬まれ傷口よりウイルスに感染。死亡率100%。日本での狂犬病にかかった動物はずいぶん前から発生していませんが、中南米やアジアなどほとんどの国では普通に発生していて年間何万人が死亡しています。犬には年1回のワクチン接種が法律で義務づけられています。人の場合は噛まれたら石鹸で洗浄してすぐ医療機関を受診しワクチン接種をします。

 

細菌による代表的な感染症

 

レプトスピラ・・・・・対象動物は犬、ネズミ、家畜(牛、豚等)です。ネズミなどの尿から土や水を通して、口、皮膚から入ります。げっ歯類は無症状が多いです。

日本でも各地で発生しており、犬にはワクチンが有効で、介助犬などはレプトスピラを含む混合ワクチン接種が義務付けられています。9種ワクチンに含まれています。

 

●パスツレラ症・・・・・・対象動物は犬、猫です。パスツレラ菌は人を除く動物の口腔内に常在しているので、動物とのキスや濃厚接触、咬み傷や爪でのひっかき傷により感染します。また飛沫感染もあります。人の場合、気管支が弱いと気管支炎や肺炎を起こすことがあります。

 

その他、繁殖場などで確認された流産、死産した胎児や胎盤から感染するブルセラ症

汚染された食肉や鶏卵の摂取や保菌動物との接触で感染するサルモネラなどありますね。猫ひっかき病も細菌による感染症です🐈。

 

原虫、真菌、寄生虫による代表的な感染症

 

トキソプラズマ・・・・・病原体はトキソプラズマ原虫。哺乳類、特にネコやネコ科の野生動物や鳥類が対象です。感染猫の糞の中にある原虫の卵を食べたり、感染動物の肉を生や不完全な状態で摂取して感染します。ネコちゃんの💩はすぐに除去して消毒しましょう。室内で飼育いにしましょう。無症状感染も多く、妊婦さんは特に注意です。先天性の場合、水頭症や発育障害などが症状としてあります。

 

●真菌症・・・・・病原体は真菌です。。感染した犬、猫はフケ、脱毛、かゆみ、皮膚が分厚くなるなど、見るのも可哀そうな状態になります。隔離して治療し、部屋は清潔に保つ必要があります。人は感染してもかゆみや軽度の脱毛程度です。

 

●回虫症・・・・・病原体は寄生虫によるイヌ回虫、ネコ回虫です。

幼犬、幼ネコの糞の中にいる回虫卵を口から摂取することで感染します。回虫卵は土壌中で長期間生きていることができるので、公園の砂場などから幼児へ感染することもあります。予防としては、便の検査をします。

回虫がいれば駆除します。鶏肉や牛肉はナマのまま与えないようにします。人に感染した場合移行部分により症状はいろいろですが、脳に移行した場合はてんかん等出ることがあります。犬やその他動物を触ったあと、食事前には手洗いをしましょう。

  

 

 

 

予防接種について 

狂犬病ワクチン

 

〇日本において犬を飼うには登録が義務づけられています。(狂犬病予防法)狂犬病予防法)(狂犬病予防法)

・住んでいる市町村に登録をすること

・毎年狂犬病の予防注射を受けさせること

・犬に鑑札と注射済票を付けること

 

今、日本では発生してないからと言っても、海外で咬まれて帰国してから亡くなられた方もいます。発症してしまうと死亡率は100%です💀😱海外との交流で狂犬病が日本で発生しないとは言い切れません。

そのために犬の登録と予防接種は、飼い主さんがしておくべき義務ですね。

ちなみに、していないと罰金20万の対象になります😲

 

混合ワクチン

 

混合は11種くらいあるそうですが、一般的にはこのうちのどれかでしょう。

ネズミなどとの接触が考えられる環境であったり、介助犬は9種必要ですが、ほとんどは6種までで考えればいいと思います。

 

フィラリア予防

 

寄生虫が病原体です。フィラリアが寄生した犬の血を吸った蚊が、この時に幼虫を吸い込み、他の犬の血を吸うことでフィラリアの幼虫が入ってしまいます。

ほおっておくと死に至りますが、予防ができる病気です。血液検査でフィラリアが寄生していないことを確認して投薬します。

投薬は蚊が見られる頃からはじめて、見られなくなった1か月後くらいまで、一か月に一回の経口薬を与えます。(大体5月頃から12月頃まで)

予防できる病気なので飼い主さんの責任ですね🙂

 

 

最後に

 

動物は言葉を話せません。「今日なんだか体調悪いんだよね~」「昨日からこのあたりが痛いんだけど」・・・・など言えたらいいのに😓

人間より小さい体です。早く気づいてあげないと命に係わるようなことになりかねません。😱🥶ちょっとの変化も気づいてあげれる、予防してあげれるのは飼い主さんだけです。

 大切な家族💕これからも長く一緒にいられるように、病気のこと、予防のこと、少しでも勉強なれば嬉しいです。

 

ポチっとしてくれると嬉しいです↓


ペット・動物との暮らしランキング